偶然本屋で見つけた渋谷のカフェが最高だった話。茶亭 羽當(はとう)
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久しぶりのおやすみデー。高尾山にでも行こうと思っていました。
しかしあいにくの雨。

昼どきには用事を済ませて手持ち無沙汰になり、なんとなく目に入った渋谷のTSUTAYA書店へ吸い込まれていきました。

エスカレーターを6階でおりると女子高生がキャッキャ言いながらたむろをしています。目を移すと山崎賢人の写真集ブース。ドラマ「トドメの接吻」を見てからというものの、すっかりファンになってしまった私はなんとかニヤつきたくなる気持ちを心に収め、表情を変えずに一冊手に取りました。そしてブースを後にし、書店内を物色。

ひと通り見て最後に気になったのが、渋谷の楽しみ方の本。渋谷には数えきれないほど来ているけど、雑誌を見たことはなかったと思い読んでみると、あるお店に釘付けになりました。

"chatei hatou"

その中の一枚の写真の雰囲気がとても気に入りました。

その単語をグーグルマップに入力すると、出てきたのは明らかに私の好きなクラシカルテイストのカフェ。これは行くしかないと、数冊本や文房具を購入して向かうことに。

渋谷駅から歩いて5分の隠れ家カフェ、茶亭 羽當(はとう)


渋谷から歩いてわずか5分。ラコステを手前に右に曲がると"珈琲"の文字が見えました。下には旧字で書かれた店の看板。雨に打たれて艶っぽい野バラの実を横目に店内に入っていくと、

「ああ好きだこれ。」

と思わず疼きました。

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カウンター席ではうっとりする茶器が眺められる


席はカウンター席とテーブル席があり、混雑時のお一人様はカウンターに通されることが多いそうで。

はじめはテーブル席に通されたのですが、混雑の影響でカウンター席に移動することに。テーブル席は机上のインテリアがとにかくおしゃれで、雰囲気に酔ってしまいそうでした。カウンター席では目の前でスタッフがコポコポと飲み物を入れてくれるんです。茶器はその人に合わせたものを選んでいるそう。

一杯目はホットミルクティー。

これが驚くほどおいしくて。コクのあるミルクを使っているのか、砂糖を入れていないのに自然な甘さがありました。

二杯目はウインナーコーヒーをいただきました。

深みのあるコーヒーに、絶妙な甘さのホイップが口の中で混ざり合ってすばらしいマリアージュ。雰囲気に釣られて入ってきた自分の浅はかさを憎みました。

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女将さんがお茶目でおもしろい


心地いい雰囲気が流れるこのお店ですが、心地いいのはそれだけではありません。なんといっても女将さんがチャーミングなんです。

食器を片付けるついでに「ごみ、捨てておきましょうか?」
と聞かれたんですが、実は私のカメラに付いていた"おふとんさん"というマスコットが裏返っていてちり紙に見えたそう(笑)マスコットということを伝えた時の反応が本当におもしろくて。お互い笑いながら世間話を楽しみました。

洗練された接客と、話しやすい雰囲気。カフェでありつつも、バーやクラブで長く勤めていたんじゃないかと想像できるそんな方。一人静かにカフェで過ごすのが好きな私でも、つい会話したくなる雰囲気を身に纏った女将さんが営むこのお店。そこでの時間は最高のものになりました。

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